北海道の研究所で始まったひとつの夢
ライラック乳酸菌開発物語①

北海道札幌の研究所で、乳由来に頼らない乳酸菌を求めた挑戦がライラックへつながった物語。
北海道の研究所で始まったひとつの夢ライラック乳酸菌開発物語①

〈目次〉

北海道・札幌の研究所から始まった「ライラック乳酸菌」の開発物語

北海道の街・札幌。静かな研究所で、腸内細菌の研究に没頭していた一人の女性研究者がいました。
彼女の名は「Dr.リラ子」。
後に「ライラック乳酸菌」を開発する研究者です。

研究テーマは「毎日の快適さを支える乳酸菌」。けれど彼女は子供の頃からおなかの調子が悪く、多くの食べ物に過敏な体質でした。
特に乳製品を摂ると激しい不調になるので、乳製品由来の乳酸菌は摂ることが難しいこともありました。

そうした自身の体験から、
「もっと多くの人に届けられる乳酸菌はないだろうか」

そんな問いが、ライラック乳酸菌の物語の出発点になりました。

「乳由来に頼らない」乳酸菌を探す理由

乳酸菌と聞くと、ヨーグルトや乳飲料などを思い浮かべる方も多いかもしれません。もちろん日々の食生活の中で取り入れやすい一方で、体質や好み、生活習慣によっては乳製品を避けたいとか、摂りにくい場合もあります。そこでDr.リラ子は、乳由来の原料に偏らず、さまざまな人が取り入れやすい形で活用できる乳酸菌を見つけることを目指しました。
腸内細菌の研究は、緻密な計画の積み重ね。菌の特徴を調べ、条件を考えながら採取方法を検討していきます。

「熱に強い乳酸菌を探して」

菌を培養することはリスクを伴います。Dr.リラ子はプロの研究者として譲れない条件がありました。それは「絶対に食中毒を起こさない」ということです。

研究所に出入りしていた会社社長ーーのちのアテリオ・バイオ社長ーーから、「熱に強い乳酸菌を探して欲しい」という依頼が。
その瞬間、Dr.リラ子の頭の中では、明確なターゲットが浮かびました。しかも「絶対に食中毒を起こさない条件」を入れ込んだ作戦まで考えました。

Dr.リラ子がたどり着いた「北海道の花」

Dr.リラ子は「菌採り名人」を自称するほど、新しい菌を見つけるのが上手でした。
ただ採るのではなく、どんな子がどこにいて、何を望んでいるか、菌の気持ちになって採るのです。

いろいろと作戦を考えて、Dr.リラ子の視線は「北海道ならではの素材」に向かいます。豊かな自然に囲まれた北海道には、季節ごとにさまざまな植物が息づき、人々の暮らしのそばに彩りを添えています。

その中でも象徴的な存在の一つが、ライラック。初夏に甘い香りと淡い紫の花を咲かせ、札幌の街をやさしく包み込みます。

「この厳しい土地で咲く花には、きっと働き者の乳酸菌がいるはず」

こうして、乳酸菌探索の舞台が広がっていきました。

ライラック乳酸菌という名前に込められた期待

「ライラック」と「乳酸菌」。一見すると意外な組み合わせですが、物語として語られる背景には、“その土地で生まれ、その土地の環境とともに育まれた可能性”への期待がありました。

もちろん、最初からすべてわかっているわけではありませんが、厳寒の土地に咲く美しい花から採った乳酸菌という選択が、後の大きな成果に結びついていったのです。

ライラック乳酸菌の発見と開発の道のりは、派手な成功談というよりも、「より良い選択肢を増やしたい」という素朴で強い想いが、時間をかけて形になっていく過程だと言えます。

まとめ:ひとつの夢が、次の章へ

北海道・札幌の研究所で始まった一人の研究者の挑戦。
乳由来に頼らない乳酸菌を探すという発想が、ライラックという北海道を代表する花へとつながり、ライラック乳酸菌の物語が動き出しました。

次回は、研究者が「強い乳酸菌」を求めてどのように探し続けたのか、そしてライラックにたどり着くまでの背景に迫ります。

◆ 登場人物 ◆

Dr.リラ子

本名:南田 公子 / みなみだ きみこ 北海道大学農学部卒業
博士(農学)

「ライラック乳酸菌」の単離をはじめ、特許技術である「オカラカプセル」の発明、および「細胞外小胞(EV)」の発見に携わり、これらを応用した『ライラック乳酸菌シリーズ』の開発を主導する。 確かな科学的エビデンスに基づき、現代人の腸内環境をイノベーションする研究開発を続けるとともに、製品を通じて世界中の人々の健康に貢献することを使命としている。

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