はじまりは一言から──「ライラちゃんの言霊を知りたくないですか?」
2020年のはじめ。ある研究者が、Dr.リラ子を訪ねてきました。
そして、開口一番にこう言ったといいます。
「ライラちゃんの『言霊』を知りたくないですか?」
「言霊」と聞くと、言葉に宿る力を思い浮かべる人も多いかもしれません。けれど、その研究者が指していたのは“目に見えないメッセージ”のことでした。ここから、ライラック乳酸菌をめぐる新しい探究が静かに動き出します。
「言霊」と呼ばれたものの正体──EV(細胞外小胞)
研究者が「言霊」と表現したのは、EV(細胞外小胞)と呼ばれる存在です。英語では Extracellular Vesicle 。直訳すると「細胞の外にある小さな袋(つぶ)」のようなものになります。
EVは、細胞が外へ放出するとても小さな粒子で、そこにはたんぱく質や脂質など、さまざまな情報が含まれていると考えられています。
イメージとしては、細胞どうしがやりとりする「手紙」や「メッセージ」のような存在。
“言葉は見えないけれど、届く”──だからこそ「言霊」という呼び方がしっくりくるのかもしれません。
※EVについては研究が進んでいる分野で、わかっていること・まだ解明途中のことが混在します。本記事では、一般的に語られる範囲で、わかりやすさを優先して紹介します。
人の細胞も出している?身近にあるEV
EVは、特別なものだけが持つ仕組みではありません。
私たち人の体の細胞も、日々EV(たとえばエクソソームと呼ばれるタイプ)を出しているとされています。
つまり、EVは“どこか遠い研究室の話”ではなく、私たちの暮らしとも無縁ではない可能性があります。
そう考えると、研究者の「言霊」という言い回しが、少し身近に感じられてきませんか?
そして話題は“微生物由来”へ──乳酸菌にもメッセージが?
研究者がさらに語ったのは、微生物が生み出すEVの話でした。
もし微生物にも「メッセージ」があるとしたら、それはどんな内容なのでしょう。
ここで浮かび上がってくるのが、ライラック乳酸菌です。
乳酸菌は、発酵食品などでも身近な存在。けれど、その内側では、まだまだ知られていない働きや仕組みが眠っているかもしれません。
研究者の一言は、Dr.リラ子の好奇心に火をつけました。
- 乳酸菌は、何かを「語って」いるのだろうか
- もし語っているなら、その“言霊”をどう受け取れるのだろうか
答えは簡単には出ないからこそ、挑戦する価値がある。そんな空気が、その場に満ちていたように感じられます。
Dr.リラ子の関心が向かった先──「知りたい」という純粋な動機
科学の始まりは、ときにとてもシンプルです。
「おもしろい」「気になる」「もっと知りたい」。
研究者の言葉をきっかけに、Dr.リラ子はEVという存在に強く惹かれていきます。
それは、派手な宣言や大きな成功談ではなく、静かな情熱に近いもの。
“わからないこと”があるなら、丁寧に向き合ってみたい。そんな姿勢が、次の一歩を生んだのです。
まとめ:ライラック乳酸菌は、何を語っているのか
「ライラちゃんの言霊を知りたくないですか?」
その一言から、ライラEV研究の物語は始まりました。
EVは、細胞が外へ送り出す小さなメッセージのようなもの。
そして、もしライラック乳酸菌にも“言葉”があるとしたら──。
ライラック乳酸菌は、何を語っているのか。
その「言霊」を知りたい。
こうして、ライラEV研究が静かに動き出したのです。






